【おすすめVST紹介】「OneKnob Pumper」EDMのウネウネしたアレを一瞬で再現 | G.C.M Records

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【おすすめVST紹介】「OneKnob Pumper」EDMのウネウネしたアレを一瞬で再現

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はじめに

実際に私アンメルツPがボカロ曲などの制作の際に使っている
おすすめVST/VSTiプラグインを紹介・レビューしていくシリーズ。

2017年夏にVSTプラグイン紹介本『VST Lovers』の宣伝も兼ねて10個集中投稿した記事が、
今でも一定のアクセスがあり、この手の紹介記事の需要の高さを感じます。

当時の連載はこちらからご覧ください。
※一部、現在では入手不可能なVSTプラグインもございます。

第1回「KORG Collection M1」
第2回「Omnisphere 2」
第3回「Orchestral Companion Strings」
第4回「Z3TA+2」
第5回「LinearPhaseGraphicEQ 2」
第6回「ATTACK KNOB(ABLETUNES KNOBS)」
第7回「T-RackS Stealth Limiter」
第8回「Refine」
第9回「Magic AB 2」
第10回「KORG Collection MDE-X」

今回も『VST Lovers』からの抜粋を少し加筆修正したものです。

今後も定期的に、「実際に楽曲で使用したVSTプラグインを紹介すること」にこだわって
曲作りを彩る道具たちの解説をできればと思っています。

プラグイン紹介

プラグイン基本情報

プラグイン名:OneKnob Pumper

価格:定価49ドル(Waves本家)/9,600円(代理店)

※常に何らかのセールで定価より安く買えるはずです。あとOneKnobシリーズまとめ買いはもっとお得。

ビット数:64bit/32bit両対応
メーカー/開発者名:Waves

紹介ページ:
OneKnob Pumper | Plugins | Waves
OneKnob Pumper | Media Integration, Inc.

Waves「OneKnob Pumper」画面
Waves「OneKnob Pumper」画面。ノブをひねるとダッキングのような効果を生み出す

ダッキングを手軽に再現できる

EDM などで定番の、
シンセサイザー音のダッキング(裏拍で音量差の大きいウネウネしたあの感じ)を
手軽に再現できる
プラグインです。

本来あのようなサウンドを表現するには、
「サイドチェイン」という機能を持つコンプレッサーにより、
「キックが鳴っている箇所だけシンセの音量を下げる」という処理を行う必要がありますが、
うまく効果を出すには少し技術的な知識を伴います。

その点このプラグインは、
ツマミひとつだけで一定間隔ごとに音量を下げる効果を出すことができるので、
難しいことを考えなくてもそれっぽいサウンドになります。

オプションとして
間隔(普通は4分だけど、8分間隔などにもできる)と
オフセット(逆に裏拍のときだけ音量下げたりなど、1拍の中でずらせる)の調整ができるので、
使い方しだいでシンセ以外にも色々応用の効くプラグインといえます。

OneKnobシリーズの中でも異端な存在

ミックス・マスタリング用プラグインの定番メーカーWavesによる「OneKnob」シリーズは、
執筆時点で8種類が公開されています。

一連のシリーズには、文字通り一つのノブが中央に鎮座しており、
それを0~10の間でいじることで、
手軽に色んな効果を生み出して作業時間を短縮できるという共通コンセプトがあります。

この8種類の中、個人的にはこの「OneKnob Pumper」だけちょっと異端な存在だと思っています。

例えば、他に私がよく使うOneKnobシリーズとして「OneKnob Louder」があります。

Waves「OneKnob Louder」画面
Waves「OneKnob Louder」画面。ノブをひねると音圧が上がる

これはコンプ+リミッターで、簡潔に言うと
「ノブをひねると破綻せずに音圧が上がる」という非常にわかりやすく実用的な存在です。

詳しくはこおろぎさんの記事をご覧ください。

まるで小さなL3。マルチバンドコンプ+マキシマイザープラグイン『OneKnob Louder』は簡単に音圧が上げられて軽い – こおろぎさんち

その他にも低音を強調する「OneKnob Phatter」や
リバーブがかかる「OneKnob Wetter」などがあります。

しかし、どちらかと言えばこれらのプラグインが、
「本格的なリミッターやリバーブを簡略化して一つのノブにしました」という印象で
他のプラグインでもある程度代用ができるのに対し、
この「OneKnob Pumper」は「独立した単体エフェクター」という位置づけをより強く感じています。

そのため、 いざというときに手元にあると、
代用の効きにくいエフェクターとして、制作ジャンル(EDM系など)によってはかなり助けられる存在です。

このプラグインを使った作品

One To Three
(下記クロスフェード動画の6曲目。クリック/タップすると該当部分がすぐに再生されます)

歌唱:巡音ルカ

プログレッシブハウスを意識した、四つ打ちの楽曲です。

バックのシンセサイザーがうねうねしているのが聴こえますでしょうか。

これが、単に白玉(全音符間隔や2分音符間隔)で鳴らしているシンセサイザーにOneKnob Pumperをかけたものです。

このような、クラブ系音楽にあるあるの効果を一瞬で出せるのが便利なところです。
ツマミの値は5と6の中間くらいです。

シンセ以外にも、音量が非常に小さくてわかりにくいですが
ドラムのループ素材にも薄くかけています。


34名のボカロP・DTMerらに 「実際に作品に使用して、役に立ったVSTプラグイン」
「使った曲へのリンク」とともにご紹介頂きました。
172ページの同人誌 『VST Lovers』は、現在BOOTHで頒布中です。
詳しくは、下記のバナーよりリンクしている特設ページをご覧ください。

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