俳人「安溶二(アンヨウジ)」の俳句・投句活動まとめ(2018年) | G.C.M Records

俳句イメージ画像 冬

俳人「安溶二(アンヨウジ)」の俳句・投句活動まとめ(2018年)

私アンメルツPが2018年に始めた新しい創作活動のひとつが、
俳句を詠むことです。

もともと作詞の参考にしようと、TV番組「プレバト!!」の俳句コーナーを
良く見ていたのですが、夏井先生の創作・鑑賞に対する姿勢に感銘を受け
自分でも俳句を詠んでみようと2018年後半から始めたものです。

いざ始めてみると、
創作スタイルがとても自分に合っていそうなことがわかりました。
作曲でも、もともとお題があってその制約の中で創作するスタイルが
合っていましたし、「季語をいかに輝かせるか」というのは
二次創作的なものにも通じる
と思っています。

「この『蜜柑』はどうしたら美味しそうになるんだろう?」とか
「『新年』はどういう言葉と組み合わせたらより雅で爽やかになるんだろう?」とかそんな感じですね。

現在は夏井先生が選句を行っている「俳句ポスト365」「一句一遊」
投稿しています。
この2つを基本としつつ、機会があれば他にも投稿したり、
投稿でない普通の句も発表したりと、活動を広げていきたいですね。

なお、俳句活動では「安溶二」(読み:アンヨウジ)という
名義(俳号)を使っています。アンメルツのもじりです。
今後、場合によっては作詞の名義などでも使っていくかもしれません。

2018年の投句採用作をまとめました。「続きを読む」からどうぞ。

2019年はこちら。随時更新しています。

投句サイト「俳句ポスト365」

俳都松山 俳句ポスト365
http://haikutown.jp/post/

「並選」=プレバトで言うところの凡人、「人選」=才能アリにあたる。
その上の「天・地選」は優秀句。毎回数千句の中から10句前後が選ばれる。

第208回「枇杷の花」(びわのはな)
枇杷の花テレビは町工場を褒める  人選

ちょっとした皮肉を込めたつもりの一句。
テレビでは手作業の職人技とやらを「これがニッポンの実力!」みたいに
褒めるけど、そんな傍らで私は実を結ぶために地味な花を咲かせて
生きてますよ、みたいなニュアンスで自分としては詠みました。


第207回「重ね着」
重ね着に包まれ夜半のカラオケ屋  並選

学生時代の思い出を詠みました。


第206回「炬燵」(こたつ)
晴空の生家や炬燵解体す  並選

生まれ育った、思い出の詰まった実家を整理して
新しい気持ちで生きていくというストーリーで詠みました。

第205回「胡桃」(くるみ)
アーサーは天の胡桃を手に入れた  人選

胡桃は昔から食用とされており、生命や繁栄のイメージがありました。
種子の形は地球や心臓などを思わせるものがあり、
それを手に入れた古の勇者や王様の前途を、ゲーム風の口語で表現しました…
というかドラクエの「ふしぎなきのみ」から着想を得た句です。

第204回「色鳥」
色鳥の解像度増す映画あと  並選

初投句作品。映画館でいい映画を見たあとに外に出ると、
なんだか景色が今までと違って見えるという気持ちを詠みました。

ラジオ番組「夏井いつきの一句一遊」

夏井いつきの一句一遊 | RNB 南海放送
https://www.rnb.co.jp/radio/haiku/

月曜~金曜に南海放送・信越放送で放送される10分の帯番組。
該当地域以外の人もradikoプレミアムで聴取ができます。

月曜日=初心者・おもしろ枠・お便り紹介など
火曜日=プレバトで言うところの凡人
水曜日=プレバトで言うところの才能アリ
木曜日=火・水曜の残りの消化とお便り紹介
金曜日=優秀句。プレバトで言うところの特待生・名人

12月第4週放送「大晦日」(おおつごもり)
ひかりを招く大晦日のロックフェス  水曜日

「COUNTDOWN JAPAN」を意識して詠みました。
屋内フェスのキラキラした照明と、新年への希望の思い。

12月第3週放送「クリスマスカクタス」
クリスマスカクタスよ鳥の地上絵よ  金曜日

初めての金曜日。ラジオを聴いて興奮が止まりませんでした。
ナスカの地上絵は盆地状の高原にあるそうです。
一方クリスマスカクタス(シャコバサボテン)は南米の高山が原産だそうで、
ハチドリの地上絵をクリスマスカクタスが高い山から見下ろしていたら
素敵ではないかと思い、取り合わせてみました。

夏井先生評:
クリスマスカクタスから鳥を想像して、そこから地上絵を想像してという風に連想ゲームのように俳句を構築していくと、こういうことなんですねえ。うまいこと合わせてきました。

11月第3週放送「目貼」(めばり)
目貼するよろけし父の鋭き眼  火曜日

「目貼」は、冬の寒い時期に戸に紙などを貼って隙間を塞ぐことです。
高齢となったが、自らの家は自ら守ると言い張る父、
というストーリーで詠みました。

夏井先生評:
よく見てますねえ

個人的にお気に入りの没句

枇杷の花もぐ手の美しき安房の海女
千葉の南房総市は枇杷の名産地として有名ですが、海女さんも知られています。
海女さんのほとんどは兼業で、漁のない夏以外は農業をしているそうです。
季重なりだけど冬の海女さんの美しさを詠みたかったのです。

枇杷咲くや友と呼ぶにはまぶし君
地味な子が好きなんですという性癖に忠実な一句。  

予約システム直し夜明けの蒸飯(ふかしめし)
新幹線の予約システムを作った人たちの特集をテレビで見たことがあります。
システムエンジニアたちの、緊急作業に対応したあとの安堵した気持ちを
表現したいと思い詠みました。
ちょっと説明が無いと分かりにくかったかなー。

重ね着やレンタサイクル支配欲
レンタサイクルをよく使っていますが、電動自転車なので
一度便利さを味わうともう普通の自転車に戻りたくなくなります。
この寒い季節、電動自転車が欲しくなる気持ちを詠みましたが
「いやそんなに寒けりゃそもそも自転車乗りたくないだろ…」という
季節感の読み違えが不採用の原因のような気がします。

重ね着す三千円に千ドルを
数詞を使って面白そうなドラマを構築しようと思い詠みました。
これだけはニューヨークに行ったときに有り金はたいて
買った大事な服なんだ…という感じでしたが、それを表現するなら
「千ドルぞ」「千ドル也」みたいにもっと滑稽にしたほうがよかったかも。

魔女笑むやコタツが産んだ猫黒し
ザ・中二病俳句。
「こたつ」と「猫」というベタな組合せをどうひねくれるかを考えていました。
魔法の家具「コタツ」に入った猫は、
まっくろな黒猫として魔女の使い魔になって出てくるのです。

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著者「アンメルツP」について

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