「39分ボカロP入門」の記事に寄せられた質問に答えました【2020年4月版】 | G.C.M Records

「39分ボカロP入門」の記事に寄せられた質問に答えました【2020年4月版】

はじめに

こんにちは、アンメルツPです。

39分でわかる!ボカロPとして活動を始める方法」の記事には、
現在1日数百人規模のアクセスがございまして、当サイトの看板記事とも言える存在となっております。
ご覧頂いている皆様、誠にありがとうございます。

さて、この記事をご覧になった方より、「曲作りをやりたいのですが…」という質問を
TwitterのDMなどでたまに頂いたりします。

既に何名かに回答させていただきましたので、
今回は主に実際に回答した内容を中心に、公開に差し障りないだろうと判断したものを
ブログにまとめてみることにしました。

おそらくここに寄せられる質問は、上記の入門記事をご覧頂いているような
初心者の目線からの質問がとても多いと思います。
私自身記事の方で説明しきれなかった説明もありますので、記事と併せて参考にしていただければ幸いです。

事前知識編

Q. 最初にボカロPとして活動するに当たり、障害となったものはありますか?

A. 個人的には、趣味として楽しそうだったので始めたという感じなので、
あまり何かを障害と意識したことはありません。

あえて言いますと作曲のためのコード進行を覚えることなどは確かに難しいですが、
苦労しているという感じはしないです。
(ついでに言えば今もそんなにコード知識はありませんが楽しく曲作りできています)

どんな曲を作りたいのかっていうそもそものモチベーションの部分を意識してやると、
楽しく覚えられると思います。

準備編(機材・アプリ)

Q. メモリ8GBでCore i3のパソコンですが、VOCALOID5は厳しいでしょうか?

A. スペックを確認した限りでは、VOCALOID5公式ページの「動作環境」は満たしているので動くとは思います。

もちろんメモリなどを増やしたりするとより快適になるかとは思います。

なおVOCALOID5には体験版がなく今の環境に合うか気軽に試せないのが残念ですが、
「初音ミクV4X」であれば体験版が公開されています
こちらは VOCALOID 5よりも要求スペックは全体的に低いです。

Q. MIDIキーボード、ヘッドフォン、スピーカー以外に必要な物はありますか?

A. MIDIキーボード、ヘッドホン、スピーカーがあれば最低限のことはできます。

よく「オーディオインターフェースが必要だ」という記事がありますが、
これはすでに楽器を持っていて録音して曲を作りたいというのではない限り、
“最初のうちは”買う必要はないと考えております。

初期投資は最低限にして、まずは曲作りを気軽に楽しんでいただければ嬉しいです。

Q. VOCALOID5を使用する予定なんですが、DAWは何を使えば良いでしょうか?

A.基本的には記事にも書いてありますが、

あなたが持っているパソコンがWindowsなら→Cakewalk by BandLab
Macであれば→GarageBand

これが無料で使えるおすすめのDAWです。
まずはそれを使って曲作りを体験していただくのが一番良いかと思います。

Q. インストールした初音ミクV4X体験版(本体とPiapro Studio)をどのように「Cakewalk by BandLab」で開けばいいですか?

Cakewalk by BandLabの画面にて、「Alt」と「9」の同時押し、
もしくはメニューの「表示」→「シンセラックビュー」でシンセラックを表示できます。

そこにある「+」のボタンを押すと、人によって表示が違いますが音源の一覧が出てきます。
そこのどこかに「Piapro Studio VST」がおそらくあると思うのでそれを選択してください。

「Cakewalk by BandLab」の「シンセラック」は、この曲で使う音源(楽器)を登録する画面と考えてください。
初音ミクさんも音源(楽器)のひとつですから、ここから追加するということになります。

※この全体の流れについては、余裕のあるときに一つ記事を作って説明したいですね。
→【追記】記事書きました!

Q. 楽器(特にエレキギター)は、打ち込みと録音のどちらがよいのでしょうか?

楽器(特にエレキギター)は、打ち込みと(ライン)録音のどちらがよいのでしょうか?
他のサイトを見ているとエレキギターは打ち込み音源にあまりいいのがなく、
録音の方がいい、といった記述がありましたので。。。

A. 「ギターの打ち込みが難しい」と言われるのは、ギター独特の演奏法があるからです。

無料の音源だとそれを再現するのが難しいのですが、
有料の音源であればキーボードを一つ押すだけでコードが鳴るといった便利な機能を備えているものが
ありますので、本物のギターとあまり変わらない音が出せます。

例えば「REALSTRAT」などが挙げられます。

もしギターの演奏がすでにそれなりにできるのであれば、録音のほうがいいと思いますが、
そうでなければこうした音源を買うのがいいと思います(本物のギターと同じくらいの値段はしますが)。
本物と違ってやり直しも簡単です。

楽曲制作編

Q. 「コード進行、メロディ作り」の際に作ったメロディについて

「コード進行、メロディ作り」の際に作ったメロディには、音はついておらず、
「編曲」の時に初めて楽器の音がつく、という認識でいいのでしょうか?
それともとりあえずピアノ等でメロディ音をつけておくのでしょうか?

A.後者です。

とりあえずピアノなどの楽器で仮の音色にしておき、
後から適した楽器に差し替えます。

ボーカルが歌うメロディラインも、最初はピアノなどで仮にメロディーを打ち込むことが多いです。

アンメルツPへの質問について

基本何かご質問があれば、TwitterのDMやメール(お問い合わせページ)などを頂ければ
回答できる「こともあります」。
ただし、あらかじめ以下のことをご了承ください。

・全ての質問に回答できるわけではございません。
 明らかに記事に既出のもの、その他の要因により回答致しかねるものもございます。

・基本的に時間に余裕がある時に限ってのボランティア的な回答となります。
 返信が来たらラッキーぐらいのお気持ちでお願いします。

・調査やミーティングが必要な案件や(時間を使うので)、
 企業様からの質問(回答というよりコンサルのお仕事ですね)などの場合、有償対応となる場合がございます。

・回答した内容を、この記事のように質問も含めてブログで使わせて頂く場合がございます。

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