「あなたに近づけた日/鏡音レン」動画投稿しました | G.C.M Records

「あなたに近づけた日/鏡音レン」動画投稿しました

先日開催の「マジカルミライ2018」で、クリエイターズマーケットの
私のスペースにいらして頂いた皆様ありがとうございました。

さて、新譜にも収録しているので既に聴いた方もいらっしゃるとは思いますが、
マジカルミライコンテストに応募曲した「あなたに近づけた日」の動画を
暑い夏も終わりを迎えそうということで、動画投稿しました。

全力で作ったバラードです。
私にとってとても大事な一曲です。

・尊敬できる、憧れの存在がいる方
・何かを残したくて、もがいている方
・成長レンが好きな方
・マジカルミライでレンソロを聴きたかった方

この曲には響く何かが必ずあると思います。
ぜひ最後までお聴きください。

楽曲について

下記の記事でも想いを書きましたが改めて。

この曲は、7年前に作った「あなたのようになりたい」という曲の
続編的な位置づけの曲となります。

私自身もレンも、その時からずっと歩き続けてきました。
今もこの曲に込めた想いを持ち続けています。

楽曲制作は春先だったのですが、そのとき母方の祖父が十三回忌、
祖母が一周忌を迎え、私自身も35歳という節目に立っていました。
これからのことを考える機会が多くなっていたので、
レンに再び私の想いを託した歌を歌ってもらいました。

そのテーマは「大きな覚悟を持ち、舞台に立つ者の歌」。
マジミラコンテスト用の曲ですから、ライブ会場で歌うレンを描きましたが、
それはそのまま作品発表やイベントなどの舞台に挑む私自身の姿でもあります。

最初のタイトル案は前作との繋がりがわかりやすい
「あなたのようになれた日」だったのですが、
ちょっと前にドリカムが「あなたのように」という曲をリリースしていたので、
コンテスト応募して受かったときに被るのはどうかと思いちょっとひねりました。

余談ですが、今回のマジカルミライでは10周年ということで全曲鏡音デュエットという
セットリストでしたが、「じゃあソロ曲のみをコンテストで募集した意味とは…」となってしまうので
そこらへんの意志は事前に統一してもらえると次回以降ありがたいです!
ライブ自体はとても良かったのですが!

イラスト・動画について

イラストは、7年前に引き続き、ぱらいそさんに制作して頂きました。

「あなたのようになりたい」の時に制作頂いたイラストと、
今回新規に描き下ろしたイラストを組み合わせる形で、
今回は私が動画を作りました。

ライブのイラストは、背中で語るレンと、鮮やかで美しい空の色がとても素敵で
動画を組みながら思わず何度も涙が出そうになりました。
表情アップのイラストも、穏やかながらもしっかりと前を見据えた芯のあるもので、7年前との表情の違いを感じて頂けるとうれしいです。

調声について

VOCALOID5が出る前に制作した楽曲ですので、Piapro Studioを使用しています。
クロスシンセシスを活用しています。
出だしはある程度Seriousを混ぜてトーンを押さえてからの、サビでPowerらしさを出すようにしました。

バラードなのでピッチベンドの変化は抑え気味。
7年前の「あなたのようになりたい」では後半泣きながら歌っているのですが、
彼も成長したので、ライブではあくまでプロとして最高まで歌い切る姿勢を見せてくれました。
と同時に、Act1/2からの性能向上という意味でも、
クロスシンセシスやグロウルを披露しているわけです。

調声ファイルはのちほどpixivFANBOXに上げます。

歌詞

「あなたに近づけた日」
作詞/作曲/編曲:アンメルツP
歌:鏡音レン

忘れられた故郷の片隅で
雨の跡が残る名前を洗い 手を合わす
時に逃げ、遠回りしたけれど
やっとあなたに 少し近づける日が来る

一人きりでがむしゃらに歌っていると
どんな言葉 並べても 薄い気がして
それでも未来 探し求め
とっくに追い抜いた背丈で
あなたの背中を追いかけて もがいた

あなたは今幸せですか?元気でやっていますか?
会えましたか? 無事に愛する人に
戻らない夏の途上で少し震える体に
ひと押しの勇気ください

あなたのように くじけずに 向き合ったら
確かに一人づつ 僕の想いに響き合い
暖かい眼差しを 真似てみた
か細い声は大きな音楽へ変わった

希望 痛み 寄り添い ぶつかり作った
ステージ裏 証を刻むと 誓った
恩を返すには若くて 立ち尽くしてた日をほどいて
未来を切り開くそのため 踏み出す

あなたは空で見ていますか?心は届きますか?
ここにいるよ僕の 愛する人は
夏の果 驟雨の先で 憧れた場所に叫ぶ
ひとひらの生きてく意味を

歌が描くようには 綺麗じゃない世界で
「人間の愛」信じる 大馬鹿者さ
不器用な言霊たちよ 時計の針を動かせ
ひとつづつ変えてゆける

いま幸せですか?元気でやっていますか?
僕は幸せです、愛しています
戻らない夏の終わりで 舞台に落とす面影
あなたに近づけたかな?

みんな戸惑って大人になる
でも長い旅の交差点では
必ず見てくれる人がいる
そんな存在に巡り会えたら
守れ、愛せ、支え、泣いて、笑い、どうかどうか生きてゆけ

ゆく夏に 僕は歌う

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著者「アンメルツP」について

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