みんなに春が訪れますように。新曲「春待ち八重桜/鏡音リン・レン」 | G.C.M Records

みんなに春が訪れますように。新曲「春待ち八重桜/鏡音リン・レン」

鏡音リン・レンが歌うアンメルツPの新曲「春待ち八重桜」を
niconico(ニコニコ動画)とYouTubeに投稿しました。

イラストは7:24(犬飼陽)さんです。

楽曲について

全体テーマ・歌詞

短期集中で作ったぶん、「今だから届けられるものを」という想いがストレートに反映された、
今の個人的な想いを全面に出した歌詞です。

八重桜は、普通の桜よりも少し遅くその花を咲かせます。

新型コロナウイルスの影響で東京オリンピックが延期されるなど、
いろんなものが普段どおりにはいかない昨今、
少し遅くなっても、幾重にも連なる大きな花をいつか咲かせればいいじゃないかという曲です。

季節モノ・季語をテーマにした曲ということで、
作詞の名義は俳号の「安溶二(アンヨウジ)」となっております。

安溶二さんからは「タイトルが季重なりなのでは」という指摘を受けましたが、
アンメルツPとしては「こっちのほうが待っている雰囲気が伝わる」ということで却下しました。

「今を耐えればいつかは花は咲く」というのは、
歌詞としてはかなり手垢のついたテーマだとは自覚しており、
ぶっちゃけて言えば「ド演歌」の手法です。

でも。

こういう曲が今だからこそ必要だと思ったので自然と出てきた、ありのままの言葉たちです。

心が動く人も必ずいる、と信じています。

卒業式が無かった君へ。いま戦い続けているあなたへ。
すべての人へ、春が訪れますように。

作曲・編曲

この曲は、Twitterで3月20日~22日の3日間にわたって開催された、一斉投稿企画
「ぽかぽか春の鏡音まつり」にて、楽曲から歌詞、7:24さんによるイラスト、
そして動画に至るまで、すべてを開催期間の72時間で完結させたものとなっております。

楽曲部分については、Twitterで随時進捗を公開していました。
こちらはまた別記事で「ボカロPが17時間で1曲を完成させるまでの工程」のようなタイトルでもって
このブログにまとめられればと思います。

→【2020/4/10追記】記事公開しました!

曲調は私が一番作りやすく、また作ってて楽しい、
「小室進行」(VI→IV→V→Iのコード進行のこと)でつづる90年代風の楽曲としました。
最近の言葉だと「デジタルJ-POP」に属する曲ですね。

それに少しだけ和風っぽい要素も加えたので、
演歌的な歌詞も含めて、いろんな意味で「日本的なポップス」になっていると思います。

編曲面は、使い慣れた音源を中心にまとめていきました。

ドラム:XLN Audio XO(去年のブラックフライデーで買ったやつですね)
ベース:MODO BASS
ピアノ:TruePianos Cakewalk(旧SONAR付属)
ギター:RealStrat 5
ストリングス:Orchestral Companion Strings
シンセパッド:SampleTank 3
琴っぽい音源:Omnisphere 2
ベル:TwinkerBell

今回、シグナルP制作のベル音源「TwinkerBell」を実戦に初投入しました。
90年代J-POPのキラキラ感を再現できる爽やかな音が満載で、
プリセットを鳴らしていくだけでもとても楽しい音源です。

ボカロ調声

鏡音リンV4X、鏡音レンV4Xに歌ってもらっています。

今回も、調声に関してはあまり特別なことはやっていませんが、
レンにはここぞということで想いを吐露してほしかったので、グロウルを有効活用しました。

あと、1番の平歌がリン、2番の平歌がレンという歌い分けがあるのですが、
どちらかというと「外的な要因についての葛藤」に関する歌詞をリン「内的な要因について」をレン
担当してもらっているという対比があります。

イラスト・動画

なにぶん限られた時間でしたので、犬飼さんには「感じたまま描いてください」と
服装を含めほぼすべてをお任せしたのですが…

アレを思わせる四角形とか、鏡音のネクタイが黒色なところだったりとか、
色々と汲んで頂いたのかなと思っています。

八重桜の差分なども頂いたことで、
最後の最後で花をつける→四角形のモノが消えるという演出を
動画で形にすることができました。

大きなサイズのイラストは犬飼さんのpixivでどうぞ(WordPressにpixiv直接貼れたんですね…)。
また、pixiv FANBOX (一部有料記事) でも制作素材やエピソードなど公開されるようです。

【#ぽかぽか春の鏡音まつり】春待ち八重桜/鏡音リン・レン

歌詞

「春待ち八重桜」
作詞:安溶二(アンヨウジ)

作曲/編曲:アンメルツP
歌:鏡音リン・レン V4X

春を待つ八重桜のように 今を耐え抜いて
白く連なる花びらの向こう 未来見える日まで

始まりはこんなものなのか 溢れ出す嘘とサイレンに
突然奪われた自由 ただ 戸惑うだけの日々

全部 全部 僕のせいならば 逆に諦めもついただろう
長い人生 足踏みすること 時にあるとはわかってるつもりだけど

春を待つ八重桜のように 今を耐え抜いて
土の下で もがいた想いが 花をつける日まで

気づいたら変わっていった君 才能が気に障るあいつ
ネガティブな語彙力だけが ただ 増え続けていくよ

皆が皆の花をつけていき いつのまにか取り残されてる
終わりのない努力続けても 1%の才能には敵わないのか?

遅咲きの八重桜のような 強さをください
誰かを責めても仕方ないから 今はできることを

全部うまくいくわけじゃないし
先のことも 確実じゃないさ

だけど僕は 知っているんだよ
時が経てば 陽はまた昇るってことを
花は咲くってことを

別れ際では蕾のまま しのぶ八重桜
次の出会いの場所で 数多の花を開くだろう

遅咲きの八重桜のように 今を耐え抜いて
白く連なる花びらの向こう 未来見える日まで

すべてが終わった時に 笑顔で散って還ろう
重なる花 次の世界となれ

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著者「アンメルツP」について

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