ANIME EXPOの独自文化 2011年 初音ミク海外初ライブ「MIKUNOPOLIS」レポート(3) | G.C.M Records

ANIME EXPOの独自文化 2011年 初音ミク海外初ライブ「MIKUNOPOLIS」レポート(3)

2011年6月30日から7月5日まで、公式ツアーを利用して
ロサンゼルスにて行われた初音ミクライブ「MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES」と、
ANIME EXPO 2011に参戦してきました!

今回はそのレポート3回目。
7/2のANIME EXPOの様子をお届けします!

前回はこちら。

7月2日午後 – ANIME EXPOの会場に到着

ついにANIME EXPOの会場、LAコンベンションセンターへとたどり着きました。

TOYOTA謹製、ミクの絵柄がペインティングされた展示カーがお出迎え
TOYOTA謹製、ミクの絵柄がペインティングされた展示カーがお出迎え。
館内の案内図
LAコンベンションセンター 館内の案内図

ANIME EXPOの特徴、日本の同人イベントとの違いとは

一口にANIME EXPOといっても、色々な催しが行われています。
分類すると代表的なものはこんな感じですね。

展示ブース

いわゆるコミケで言うところの企業ブースにあたるもの。
ゲームショーのブースみたいに区切られたスペースに、
企業や団体などが出展を行ってグッズ等を販売しています。

日本から公式に出展してオフィシャルグッズを売るブース、
個人や企業で輸入した日本のグッズや同人誌を取り扱うブース、
どう考えても縁日のお面のレベルで著作権が行方不明なブースなど
まあ色々とカオスなラインナップでした。

Artist Array

コミケで言うところの個人サークルスペース
展示ブースの奥に存在し、数はそれほど多くはありません。

日本のストリートの絵描きさんのように、サークルスペースいっぱいに
手描きイラストが描かれた画用紙や、印刷済みのポスターなどを広げて頒布するスタイル

一般的なようです。

これには、日本とアメリカでの同人をめぐる制作環境の違いにも要因があると思います。
おそらく個人で数百部単位の出版を取り扱う印刷所がこんなに存在するのは
日本くらいだと思われます。

カンファレンス、各種イベント

会議室やホールなどを使用し、企業や個人がアニメ等に関する紹介を
行ったり、自らの研究成果の発表などを行います。

日本ではあまり馴染みのない形式かもしれませんね。

イベントの代表的なものは「AMV Contest」(MAD動画コンテスト)
「Masquerade」(コスプレコンテスト)などがあります。

近隣にあるクラブノキア、ノキアシアターでのクラブイベントやライブなども併設して行われます。
今回の初音ミクのライブもそのひとつです。

このように終日同時多発的にイベントが開催されているので、
なかなか一日では回りきれないと思います。

時間とお金に余裕があれば4日間通しで参加することをおすすめします!

コスプレについて

普通日本であるコスプレ可能なイベントは、
会場外でのコスプレ姿での移動は禁止されているかと思いますが、AXにはそういうのはありません。

そもそも更衣室がないので、みんな家から着てきます。

普通に街をコスプレ姿の人が歩き回っています。

それと、日本のコミケ会場などではなかなかできない
自分の身体並みに大きな小道具(大道具?)を使ったコスプレが見れるのはいいですね。
例えば、ブラックロックシューターが持ってる巨大な大砲とか。

あとボカロコスプレ率はそれなりに高かったです。
髪染めやウィッグがなくともリンレンのコスプレが成立する素敵な世界。

例の「箱GUNDAM」みたいな奇抜なコスも見られて、
ほんと館内を回っているだけで楽しくなれます。

今回一番吹いたのは「デスノートのノートのコスプレ」www
ご丁寧にノートが開いて中に名前が書ける仕様。
結構文字埋まってましたよwww

そして一番ニヤニヤしたのは
リンコスとレンコスしたアメリカ人女子がハグしてたところを見かけたときでした。
リンとレンが抱き合ってるんたぜ…でも両方女の子なんだぜ…
これは…これは…(^ω^三^ω^)

初音ミクのライブまでに巡ったANIME EXPOの展示

さて、ここからは時系列に沿って回ったところを書いていきます。

まずは展示ブース、MIKUNOPOLIS公式にてミクライブのプログラムをゲット。

それから、kagaminationフライヤーの置いてあるブースを捜索。
展示ホール中ほどにて発見しました。

今回お世話になったのは「HEN DA NE!,INC」さんです。
日本の同人誌や抱き枕などを輸入して、オンラインショップや
米国の各種アニメイベントで販売しているようです。

ご挨拶と「kagamination」の持ち込み分を手渡し。
担当さんはアメリカ人ですが普通に日本語が通じる方でした。

「kagamination」以外では、「みらいのねいろ」パネル参加のPENGUINS PROJECTさんのCDや、
わかむらPのDVD、「DEBUTANTE」シリーズなどを取り扱っていたようです。

「HEN DA NE!,INC」展示ブースの様子
「HEN DA NE!,INC」展示ブースの様子(写真は3日目のもの)
がっつりな昼食
昼食は出店で頼んだタコスとライスのセット。がっつりすぎた。

昼食を食べた後、展示ブースとArtist Arrayを端から端までぐるりと回る。

5時半から「Pop Shock Masquarade」を見物。
コスプレコンテストの中でもJ-POPをテーマにしたイベントです。
PerfumeやV系、声優の曲なんかでコスプレした参加者が踊ったりします。

6時から「niconico.com」のカンファレンス展示に移動。
壇上から呼び掛けるとその場で生放送に出演する観客が多数。
もちろん普通に顔出しです。

なんというか、日本とはパフォーマンスというか自己PRの文化が
全然違うんだなと感じた次第です。

「niconico.com」カンファレンスの様子
「niconico.com」カンファレンスの様子

7時前に入口付近でツアー参加者にミクライブのチケットが支給。
ついに初日の羽田空港以来、ツアー参加者が苦難を乗り越え全員合流しました。

次回はついにライブ本番の様子をお届けします。

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著者「アンメルツP」について

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