スマホゲーム「予言者育成学園」を(特にクリエイター・同人作家に)おすすめしたい4つの魅力
【追記】
残念ながらゲーム『予言者育成学園』は2018年6月にサービス終了を迎えました。
しかし、最後まで熱心なファンに暖かく支えられた素晴らしいゲームだったと思います。
いつまでも復活を期待しています。
目次
クリエイターの方におすすめできるスマホゲーム
去年夏から私アンメルツPが遊んで、度々Twitter等でも話題にしている
スマートフォンゲーム「予言者育成学園 Fortune Tellers Academy」。
こんなに今の自分にしっくりくるゲームはとても珍しいと思っています。
予言者育成学園 Fortune Tellers Academy | SQUARE ENIX
http://yogensha.jp/
私がゲームを始めたのは昨年、2016年の7月頃です。
前から少し気になっていたゲームではあったのですが、
そそそPがブログで書かれていた紹介記事が決定打になりました。
変なスマホゲー『予言者育成学園』をもっと広めたいおじさん | sososo activity
http://www.sososo291.com/?p=727
最近になり、私の近しい知人・ボカロ仲間でも
何人かの方がハマっていらっしゃいます。
このゲーム、万人がハマる余地があるとは思いますが、
特に私(ボカロP)のような、創作活動を趣味としている方や、
同人・商業で活動しているクリエイターの方にオススメのゲームです。
以下長文となりますが、このゲームの魅力を紹介したいと思います。
ゲームの概要
ゲーム内容については上記記事の紹介当時から
アップデートがいくつか入っていますが、
基本的なルールは変わりません。
・未来に起こる出来事の結果をみんなで「予知」する
(スポーツや政治、テレビ番組の結末など)
とりあえずこの一点だけ押さえておけば大丈夫です!
この予言問題が、
直球なものからツッコミを入れたくなるものまで様々です。
下記は実際に出題された問題です。
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/2016-11-06-15.29.25-576x1024.png)
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/2017-01-01-11.27.26-576x1024.png)
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/2016-07-24-23.20.31-576x1024.jpg)
その他、予知を成功させることで手持ちのキャラクター(アルカナ)を育てていく
育成・バトル要素や、どんどん先を読みたくなる小説形式のストーリーも
ゲームの魅力的な要素のひとつです。
より詳しくは上記そそそPの紹介記事か、
ゲームの一周年記念に制作された下記の紹介動画をご覧ください。
ゲームの魅力
私がこのゲームに感じる魅力を紹介します。
・時事的な話題に詳しくなり、一般人のコスプレができる
・誰でもトップを目指せる
・創作意欲を刺激されるアルカナ(キャラクター)群
・時間をあまり使わせない運営方針で、「2番目の趣味」として最適
以下、ひとつずつ見ていきましょう。
時事的な話題に詳しくなり、一般人のコスプレができる
問題を予知するために自分で調べたり、他の詳しい人に聞く人などして
世の中の動きに興味を持つようになります。
「職場の一般人との会話で話を合わせられるようになった」
「Twitterのトレンドワードが理解できるようになった」
などの評判もよく聴きます。
またそもそも問題自身により「○月○日に○○があるんだ」という
ニュースサイト的な知識も身につくことがあります。
たまに思わぬ方面での出題もあり、例えば私が
このゲーム内で知った知識としてはこんな感じです。
・2月14日は「ふんどしの日」
・ウォーリーの仮装をして集まった人数のギネス世界記録は3872人
・カピバラがお風呂にどれだけ長く浸かっているかを動物園間で
競争する企画が毎年開かれており、今年の記録は5時間以上
創作には幅広いジャンルからのインプットが大事と言われています。
世間的な知識を吸収することで、今のトレンドや知らなかった世界を
知ることは、創作にもいい影響を与えるのではないでしょうか。
誰でもトップを目指せる
キャラの育成・バトルにおいては課金による召喚(ガチャ)を
行ったほうがゲームをより有利に進めることができます。
ただ課金アイテムの入手手段が山ほど存在するので
むしろ召喚をしなければ課金アイテムが余るくらいになります。
そして、このゲームのコアである「予言テスト」においては
課金して有利に進められる要素がほぼ存在しません。
2~3週間くらいの区切りを単位として、その中で順位を競いますが
未来を予知するという性質上、条件は誰でも同じ。
信じられるのは己の情報収集力と勘だけです。
こんな課金要素が無くて大丈夫かと思うほどのレベルなのですが
このゲームを出しているのはあのスクウェア・エニックス。
スクエニの他のゲームが現状儲かっているようなので
あんまり心配はしてないです。
例えるなら、大物ミュージシャンのおかげでレコード会社の若手が
実験的な音楽を作れるような、そんな立場のゲームだと思っています。
創作意欲を刺激されるアルカナ(キャラクター)群
まず、56体いるアルカナは全キャラが最高ランクまで進化します。
強さに差はありますが、強くないから推せないということは無いです。
元々バトルはサブ要素ですから、
気軽にキャラを育てる楽しさがあります。
またキャラクターを知ることができる要素は、紹介文のテキストと
ストーリー(グリモアの鍵)が中心ですが、どれも二次創作を
したくなるようなストーリーの深みがあっていいです。
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/2016-12-15-12.07.34-576x1024.png)
先日バレンタインに推しに設定したキャラクターから
メッセージがもらえる企画があったのですが、
決してプレイヤー数が多くはない(1~2万人ほど)このゲームで
全キャラ分のメッセージがネット上で収集できたことからも
キャラの愛され方がわかるのではないかと思います。
時間をあまり使わせない運営方針で、「2番目の趣味」として最適
ここまでゲームを紹介してきたところで、
「審神者や提督業、アイドルプロデュースに忙しくて時間がない!」
と二の足を踏んでいる方はおそらく多いだろうと思います。
近年同人創作においては、ソーシャルゲームが原典のものも多く
そう簡単に新たな沼に落ちる時間がないという場合は多いです。
が、このゲームの運営方針として、ゲームにかかる負担はほどほどにして、
セカンドゲームとして長く遊んでもらうという思いがあるようです。
つい最近、1日の出題数を4問から3問にするアップデートがありました。
普通、この手のゲームはプレイヤーをつなぎとめるために
時間の経過と共に色々なものを詰め込んでいくという方向に
走りがちなのですが、そうはしない方針のようです。
1日3問の問題を、すべて予知すれば基本はそれで終わり。
ちゃんと問題を入念に調べたり、バトル要素を極める(レイド戦など)、
あるいはストーリーを読み進めるとなると
もうちょい拘束時間が出ますが、そこはプレイヤーの自由。
できる限り自分のペースで進められる構造になっています。
それにゲームの中で、有利な問題に出会えるかもしれませんよ?
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/2017-02-18-12.02.01-576x1024.png)
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/2016-10-06-12.32.07-576x1024.png)
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2017/04/2017-03-16-11.03.27-576x1024.png)
移動中やテレビを見ながら、休憩中などの時間帯に
気軽に進められるゲームであると思います。
極端な話、ゲームを開かなくても考えることで
「ゲームを有利に進める」ことに一歩近づきますね。
留意点
対象年齢12歳以上
一応ギャンブル的な性質を持つゲームなので、iOSでは9歳以上、
Androidでは12歳以上のレーティングがされています。
まあ、小学生でこのゲームに興味持つ人は少なそうな気がしますが…w
ちなみにプレイヤーは30代と40代で7割を占め、男女比率はほぼ半々です。
社会人や主婦の方などに向いているゲームだと思います。
インストール時に大量のデータ通信
最近少し削られたとはいえ、容量を1GB弱使います。
出先ではなくて家などのWi-fi環境でインストールを進めることを
おすすめします。
インストール時以外の通信は、
1ヶ月みっちりやっても100~200MBほどなので
それほどの負担にはならないと思います。
ゲーム最初の答え合わせまでにちょっと時間がかかる
ゲームの性質上、最初に問題を予知してから
実際に結果が出るまで、短くても数日を要します。
そこを乗り越えれば、一日数問の答え合わせが発生する
状況になって、一気に楽しくなります。
たまにバグや人的ミスもあるかも
メジャーなスマホゲームと違い運営人数がそれほどいるわけではないので
たまに出題ミスなどの人的なミスもありますし、バグも出ます。
基本的には寛容な心で見守りましょう。
おわりに
コンパクトに収めるつもりがかなり長文になってしまいました。
この紹介文も、そそそPの記事のように、
誰かのゲームライフや創作活動に
影響を与えることができればいいと思います。
細くてもいいから長く続いてほしいゲームだと思っています。
興味を持たれた方は、ぜひお試しください。
予言者育成学園 Fortune Tellers Academy | SQUARE ENIX
http://yogensha.jp/
著者「アンメルツP」について
![](https://www.gcmstyle.com/wordpress/wp-content/uploads/2019/06/a7dc08e5247e69c3bcbbdde64e1d586c-300x300.jpg)
アンメルツP(gcmstyle / 安溶二)
ボカロP。鏡音リン・レンなどのVOCALOID(広義)を歌わせたオリジナル曲・カバー曲を2008年から作り続けています。代表作にゲーム『プロジェクトセカイ』収録の高難易度曲「人生」、著書に『ボカロビギナーズ!ボカロでDTM入門 第二版』(インプレス)など。
音楽ジャンルに関係なく、キャラクター性を活かしたボカロ曲を制作しています。
楽曲ストリーミング配信、カラオケ配信(JOYSOUND/DAM)多数。