Wavesプラグインの起動が遅すぎる?原因は意外にも「ネットワークドライブ」にありました
こんにちは、gcmstyle(アンメルツP)です。
ボカロPの皆さんは、Wavesのプラグインを活用されていますでしょうか。
Wavesといえば、制作時に大活躍する便利なプラグインメーカー。
有名なL3などのリミッター、あるいはGoldやPlatinumといったバンドルの
セールを見かけることも多いかと思います。
私も特にInfected Mushroom Pusherは、
ほとんどのトラックに挿しているほど、ミックスには欠かせない存在になっています。
また、ボーカル処理の定番であるRenaissance Vox (RVox)についても、
以前おすすめVSTとして紹介記事を書いています。
しかし、長年ある問題に悩まされていました。
目次
Wavesプラグインを読み込むたびに「20〜30秒」待たされる
その問題とは、プラグインの読み込みに時間がかかりすぎているということです。
新しくWavesプラグインを適用しようとすると、DAWがフリーズしたように
ピタッと止まり、ようやく立ち上がるまで20〜30秒ほど待たされる……。
そして、また次のWavesプラグインに切り替えると、同じだけ待たされる。
この繰り返しでした。
これではミックスの途中にどんどん集中力が削がれてしまい、
待っている間に別の作業を始めたり、モバイルに手が伸びてしまったりと、
モチベーションを維持するのが非常に困難な状況でした。
正直、「Wavesってこういうものなのかな……」と諦めかけていました。
試したけれど効果がなかった対策
もちろん、事前に対策はいくつか試していました。
- Waves Centralを最新版にする
- ウイルス対策ソフト(eSET)の除外設定を調整する
- インストール場所を確認・変更する
しかし、どれを試しても状況は変わらず……。「認証に時間がかかるのは
仕様なのだろうか」と、ストレスを抱えたまま使い続けていました。
ついに見つけた「本質的な解決策」
そんな中、こちらの「TranceparentBlue (TB)」さんのブログと
YouTube動画に、直接的な解決法が記されていました。
▼Wavesのプラグインの起動がめっちゃ遅い! : DTMでみんなが困る「ニッチな情報」を発信するページ!
http://tranceparentblue.tokyo/archives/26789338.html
結論から言うと、原因は「使っていない、接続の切れたネットワークドライブ」にありました。
私はWebサイト制作の仕事も行っており、VPNを通じて
PCをファイルサーバーに接続し、そこをドライブとして定義していました。
ごくまれに使うときにしか接続しないため、それ以外は切断されている状態になっていたのです。
Wavesが起動する際の挙動として、おそらくファイルシステムの一通りの
ドライブをチェックしに行くようなプロセスがあるのでしょう。
ドライブが切断されていると、そこを探そうとしてタイムアウト待ちが発生し、
結果的に数十秒単位の遅延として跳ね返ってきていたというわけです。
ネットワークドライブを切断したら、起動が「一瞬」に!
さっそく、接続の切れたネットワークドライブを切断してみたところ、
あれほど悩まされていた遅延が本当に一瞬で解決しました!
点と線が急に繋がったような、まさに目から鱗の体験でした。
1回の起動にかかる時間は数十秒だとしても、制作全体で積み重なれば
数時間という単位になりますし、何より「作業のモチベーションを切らさない」
ことの恩恵はとてつもなく大きいです。
この解決策を紹介されていたTranceparentBlueさんの動画、
拝見したときは500再生しか回っておらず、全然知られていないようでした。
こんなに本質的な解決方法が埋もれているのはもったいないと思い、
今回このブログを通じてあらためて共有させていただきました。
もし、同じようにWavesの遅延でモチベーションを削られている方がいれば、
ぜひ一度、接続切れのドライブが残っていないかチェックしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
著者「アンメルツP」について

アンメルツP(gcmstyle / 安溶二)
ボカロP。鏡音リン・レンなどのVOCALOID(広義)を歌わせたオリジナル曲・カバー曲を2008年から作り続けています。代表作にゲーム『プロジェクトセカイ』収録の高難易度曲「人生」、著書に『ボカロビギナーズ!ボカロでDTM入門 第二版』(インプレス)など。
音楽ジャンルに関係なく、キャラクター性を活かしたボカロ曲を制作しています。
楽曲ストリーミング配信、カラオケ配信(JOYSOUND/DAM)多数。
