1-07 カンジョウ七号線

作品紹介&参加者コメント

Disc1 Track07 『カンジョウ七号線』

作詞/作曲/編曲/動画制作:cos_k(雷鳴P)
イラスト:縣

冷たい都会の中、不満を抱えて今を生きていく人々の叫びが、淡々と、しかし確かに心の中に響き渡っていく。
曲調は氏の得意とする2000年代以降の邦楽ロックの王道ともいえるもので、高速の8ビートに載る鋭いギターのフレーズが耳に残る。

イラストは真っ暗な夜空を背に斜に構えるレン(とリン)の姿を写し取ったもの。
画集ではひとつ前の楽曲「最悪のカーニバル」とこの曲が見開きで配置されているが、
同じ都会の夜を舞台にした作品でもそれぞれの曲や絵に見える表現の違いを楽しんで頂きたい。

動画サイトには未公開の楽曲。

7曲目の配置はもちろん主催が意図的に行ったもの。

参加者コメント

作詞/作曲/編曲:cos_k(雷鳴P) twitter niconico

作品制作当時のエピソード

5年前、自分がどんな事を考えながら曲を作ってたかと言うと実はよく思い出せません。もしかすると何も考えずに作ってたのかもしれません。
当時のコメントには"VOCALOIDとは相対的に人間の感情表現はだんだんと衰退しているような気がする"と書いたのですが、実際5年経ってどうでしょう?
もしかすると5年くらいじゃ人間なんてたいして変わっていないのかもしれません。
逆に鏡音達はVOCALOIDの技術も作る人の技術も向上してどんどん人間的になってますよね。凄いですよね。
当時、曲の作り方もまた未熟だった自分がこの様なコンピに参加できたのは奇跡に思えます。マスタリングや調整してくださった方々には今一度お礼を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございます。

近況と、次の5年に向けて

5年の間で何度も「VOCALOIDは衰退した」とかいう議論も見かけましたが、それでも今日も元気に鏡音達は新曲を歌ってます。だから更に5年後も鏡音達は元気に5年後の曲を歌っていると思います。
自分はと言うと、社会人になってから曲を作る機会が減ってしまいました。でもたまに思い出した様にDAWと向かい合って新曲を作ろうとがんばってます。
やっぱり歌わせ慣れてしまっているのか、リストから選ぶボーカルは「鏡音レン」ばかりになります。でもたまにはリンちゃんもかっこよく歌わせたいなぁ…
機会が減ったとは言え、今後も思いついたら鏡音で曲を作っていくというライフワークは変わりなさそうです。

イラスト制作:縣 twitter home

主催アンメルツPによるコメント

「パラジクロロベンゼン」の動画イラストのようなシリアスなものから、
「櫻歌ミコ」の可愛らしいキャラクターデザインに至るまで色々なタッチのイラストを手掛ける縣さんが、
cos k氏の楽曲のイラストを担当するとどのようなものが仕上がるのだろうかというのはとても関心がありました。
イラストから都会の冷たさが伝わってくるような、そんな深みのあるものに仕上がったと思っています。

縣さんは、その後も楽曲動画のイラストや各種同人アンソロジーへの参加などのご活動を行っているようです。
執筆時点での最新作は、オワタPの「ゲームセット」の動画イラストです。