『Google Play Music』を2週間ほど使用しての雑感

G.C.M Records by アンメルツP

ボカロP「アンメルツP」の活動記録サイト
鏡音リン・レンなどのVOCALOIDを使用したオリジナル曲やカバー曲を作っています。
ボカロ曲による同人CDや、作曲・DTM初心者のための同人誌も発行しています。
Google Play Music 画面

『Google Play Music』を2週間ほど使用しての雑感


最近、月額定額制の音楽配信サービス&アプリが
多数リリースされ群雄割拠の状況となっていますが、
9月上旬、GoogleもPCとスマートフォン両方に対応した
聴き放題サービスを日本市場に投入しました。

Google Japan Blog: Google Play Music を日本で提供開始します
http://googlejapan.blogspot.jp/2015/09/google-play-music.html

これまで、私自身の環境としては
・PCはWindows 10、スマートフォンはAndroidを使用
・「AWA」「LINE MUSIC」はアプリとして入れていたが、ほとんど使っていない
 (それこそ自分の曲の配信確認くらい…)
・「Apple Music」も無料期間だけは使っていた

ですが、「Google play music」は今までで一番自分の手に馴染み
現状で唯一課金したサービスとなりましたので、
2週間ほど使ってのその特徴や感想を書きたいと思います。

Google Play Musicに課金した決定的な理由2点

(1)ロッカーサービス
(2)プレイリスト提示の方向性

(1)50,000曲まで入るロッカーサービス

自分が購入した曲をサーバにアップして、PCからでもスマホからでも
曲を聴けるロッカーサービスがあるのが第一の理由です。

Google Play Music ロッカー機能

以前はiPod Touchも持っていたので「iTunes Match」サービスを
利用していたのですが、そちらは上限が25,000曲でした。
しかも、何かあるたびに一から取り込み作業が始まる感じだったので
ろくに活用できないまま退会した記憶があります。

Google Play Musicのロッカー機能は比較的安定しています。
wavファイルはアップロードできないのですが、40,000曲近い
楽曲のアップロードが3日ほどかかって完了しました。

新しくPC内の特定のフォルダ(私はMusicフォルダ全体を指定)に
曲を追加したら、あとはその差分のみ自動的に追加されます。

ボカロPとしてもこのサービスはメリットがありました。
作りかけの曲をmp3に変換して音楽フォルダに突っ込んでおけば
勝手にスマホで聴けるようにしてくれるので、音のチェックが楽になりました。
今まではmp3に変換したあと、手動でスマホにコピーする作業が必要でした。

AWAやLINE MUSICは、アプリ内で聴ける曲以外は別の音楽再生アプリを
立ち上げる必要があります。
しかしGoogle Play Musicはロッカー機能があるゆえに、

◆スマホに入れている曲
◆スマホには入れていないが手持ちの曲
◆手持ちではないアプリ内配信曲

上記の3つが意識しないと違いがわからないくらいに
アプリひとつだけでシームレスに聴けるのが素晴らしいところだと思います。

ちなみにアプリ内配信曲をダウンロードするには、別途お金を出して
曲を普通に購入する必要があります。
が、「曲って手元に置いておく必要あるんですかね?」というメッセージも
突き付けられた気分になります。
サービスが終了しない限りは「所有」しているようなものですからね。

(2)プレイリスト提示の方向性

Google Play Music プレイリスト

プレイリスト自体はどの音楽配信アプリにもある機能です。
ただ他のサービスは、特定のアーティストやジャンルに注目した
プレイリストが目立つように思うのに対し、
Google Play Musicの場合、「その日の気分」というところを
より重視しているように感じました。

トップに常に「何曜日のこの時間帯にオススメの曲」という
プレイリストが出てきて、つい色々聴いてみたくなります。

音楽配信アプリというよりは
「簡単に気になった曲を聴き返せるFMラジオ」
「合法的でいつでもアクセスできる作業用BGM」

手に入れたイメージです。

「明確な目的もなく、とりあえずアプリを開いて出てきた曲を楽しむ」
ことにかけてはこのアプリが一番適していると思いました。

楽曲の配信状況について

上記2つの理由によりGoogle Play Musicが
一番自分の環境において自然に溶け込む仕組みだったので
月額課金に至ったというわけです。

なので、配信曲の充実というのは個人的にはぶっちゃけ
二の次なのですが、選ぶ方にとっては参考にはなるかと思うので
楽曲の配信状況についての感想も書いておきます。

TSUTAYA DISCAS で自分のレンタルリストに載っていたアルバム
(J-POP、邦楽ロック、ボカロアルバム、音ゲーサントラなど)を
片っ端からGoogle Play Musicで検索した結果は、
大体5~6枚に1枚くらいがヒットしました。

特に最新曲については少ない印象があり、
アルバムの「最新のひとつ前からは全部揃ってます」みたいな
アーティストが多く見受けられました。

TSUYATA DISCASの代替にはならないと感じたので、
これからも併用していきたいと思います。
月2,000円ほどでCDはいくらでも借りられるうえに、
CDをあまり聴かない月はDVDも合わせて月8枚まで借りられます。

ボカロ曲の配信について。
クリプトン社の楽曲配信レーベル「KARENT」および「router.FM」
いずれも現状Apple MusicとLINE MUSICでの配信のようですので、
ボカロ曲をがっつり聴きたい方はそちらのほうがいいでしょう。
メジャーアルバムの一部はあるという印象ですが、充実度は低いです。

私アンメルツPの配信アルバム『PARTY AnnMelts』
Apple MusicLINE MUSICで絶賛配信中です(宣伝)。

アニメソングの配信については、こちらの記事が詳しいです。

Google Play Musicのアニソン配信状況を調べてみた。:まっちゃぷでぃんぐのブロマガ – ブロマガ
http://ch.nicovideo.jp/m_puddin/blomaga/ar865943

音楽ジャンルのひとつとして「アニメ」が用意されており、
そこそこ曲数も充実している印象はあります。

不満点

◆スマートフォンの通信量

これは音楽配信アプリ共通の悩みかとは思いますが、
30分アプリを立ち上げて聴くと100~200MBくらい消費します。
これまでスマホでは通信量を抑えて3GBプランにしていたけど、
常用すると軽く突破しそうです。
携帯各社が電話かけ放題プランを少し安くしたので、
この機会に少し通信量の多いプランに乗り換えも考えています。

◆PCで聴くとたまに動作が重くなる

Google Play MusicにはPC用のデスクトップアプリは
手持ち曲を管理するための「ミュージックマネージャ」しかありません。
実際の楽曲は、ブラウザを介して聴く仕組みです。

ただ、ふとした拍子に動作が重くなり、ブラウザ(Chrome)や
PC全体の動作がもたつくことがたまにあります。
タスクマネージャーで見ると10%くらいCPUを占有し、
一旦ブラウザを落としたりプロセスをKillしたりすると安定を取り戻します。

ブラウザのもたつき回避としては、ネット巡回用と
Google Play Music用のブラウザを分けるという手もあるかもしれません。

◆楽曲のレーティング

YouTubeみたいに「高く評価」と「低く評価」(&評価しない)しかありません。
気に入っている曲の中でもさらに一段高く評価したいもの、というのがよくあるので、
5段階評価、もしくは高く評価ボタンの連打でさらに高く評価できるような
仕組みが欲しいですね。

今後望むこと

◆オートプレイリストの機能充実

オートプレイリストは用意されていますが、
「高く評価」「最近追加した曲」「無料/購入済みの曲」という3カテゴリのみです。

ここはiTunesやWindows Media Player、
あるいはMusicBeeのAuto DJ機能のような、
条件を何種類も指定できるオートプレイリストが欲しいところです。

せっかく気分で選曲できるプレイリストがあるんだから、
そういったものを条件のひとつとして指定できたり、
あるいは手持ちの曲とアプリ配信曲の比率を設定できると、
未知の曲を適度に楽しめていい感じになりそうです。

◆検索機能の強化

ちょっと検索結果のインターフェースが正直わかりにくいのと、
それから上のオートプレイリストにも絡むけど、
入り組んだ条件を指定できるといい感じです。

◆YouTubeとの連携

同じGoogleということで今後非常に期待をしている部分です。
現状「スマホに入れている曲」「スマホには入れていないが手持ちの曲」
それに「手持ちではないアプリ内配信曲」がアプリひとつで聴けるわけですが、
これに「YouTubeに上がっている曲」も統合されたら
まさに最強なのではないかと思うわけです。

企業レーベルと契約してオフィシャルな配信曲を増やしたり、
アマチュアはYouTubeのチャンネルを登録することで動画として上げた曲を
このアプリ内で配信できる…そんな仕組みが実装されたらいいですね。

 

Google Play Musicのアクセスはこちらからどうぞ。

10月18日までに登録すると月額780円となります。
また、無料でもロッカーサービスだけは自由に使うことができます。

1ヶ月フルで機能を使える試用期間があるので、その間に色々試して
自分の環境に馴染むかどうか確認してみるのがいいでしょう。




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