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たかがフリーソフトが (2004年度サークル誌掲載) 昨年は家庭用ゲームよりお金がかからないということでアーケードゲームの特集を組みましたが、 今年はさらにお金がかからないフリーソフトのゲームを紹介することにしました。 というかアーケードゲームのやりすぎとCDの買いすぎでお金がないんです。 しかも年末にはNintendo-DSが出ます。助けてください。 それはさておき、フリーソフトゲームはパソコンとインターネットに繋げる環境があれば、誰でも遊ぶことができます。 それぞれの作者さんのサイト、もしくは「vector」や「窓の社」などのソフト登録サイトなどから ダウンロードすることができます。もちろんフリーソフトなのでダウンロードは無料です。 それではソフトの作者さんに感謝しつつ、おすすめのソフトを一つずつ紹介していこうと思います。 「不可思議なダンジョン2」 (http://www_kina.at.infoseek.co.jp/) タイトルから見てもわかるとおり、あの某ダンジョンRPGを思い起こさせるゲームです。 プレイヤーはダンジョン奥深くにある魔石をめざして、入るたびにマップが変化するダンジョンを探索していきます。 倒れるとレベル1からやり直しです。ダンジョンは最終的には全4種類出現します。 某ダンジョンRPGと違うのは、ステータスとして「満腹度」のほかに「やる気」が設定されていることです。 同じ階にとどまり続けるとやる気が下がって攻撃力が低くなるので、 ひとつの階で粘って経験値稼ぎすることは難しくなっています。 食料は「ラーメン」と「お湯」です。ラーメンにお湯をかけて食すことで、満腹度とやる気が上がります。 片方がないときなど、ラーメンかお湯の単体で食すこともできますが、まずいのでやる気が下がります。 なお、お湯をかけてから時間が経ちすぎると、ラーメンが伸びてやはりやる気が下がります。 このゲームの面白さは、やはりなんと言っても奇跡のゲームバランスです。 後半は本家以上に過激なアイテムや敵キャラが出現するので、磐石だと思ったら一気に死にかけたりします。 ゆえに一歩ごとに慎重な行動が求められ、スリリングなゲームが味わえること間違いありません。 あと個人的には、素朴なセンスで作られた敵キャラのネーミングやグラフィックが好きです(笑)。 「破壊ロボ4号」「多細胞生物」「デロデロ魔人」「合成変人」とか。 そうそう、「合成変人」は装備中の武器や防具に無理やり合成をする特殊能力を持っているので注意してください。 マイナス能力をもつ武器を合成されたら目も当てられない事態になるという恐怖のキャラです。 このゲームに関しては攻略サイトも多数開設されていますので、興味を持った方は検索してみてください。 ちなみにこの手のゲームを「ローグライク」ゲームと呼ぶことがあります。 1980年に発表された「ローグ」というゲームがこの手のダンジョン探索型ゲームの 原点であることからそう呼ばれています。「ローグ」そのものもフリーソフトとして出回っています。 ただし画面の素朴さに反して操作系は複雑で、難易度もかなり高いので覚悟してください。 僕は11階までしか行けませんでした。 「Noiz2sa」 (http://www.asahi-net.or.jp/~cs8k-cyu/) このゲームはテクノだ。 自機、敵キャラ、弾、フィールド、すべてが記号化されて表される弾幕系シューティングゲームです。 白く明るく光るフィールドに展開されるデジタルな世界観と、クールなテクノ系の音楽が、 プレイヤーを別世界に連れて行くような気分にさせてくれます。 操作系は方向キーで移動、Zで弾発射、Xで自機の移動を遅くと、非常に単純です。 自機の当たり判定は極端に小さいので大量の弾が飛んできても間をぬってかわすことができます。 得点稼ぎも熱いです。 敵を撃つとボーナスアイテムが大量に出現し、逃さないように取っていくと高得点になります。 また、セクションごとにベストの得点と現在の得点が比較されます。 面数は10面+エンドレスモード数種類となっています。 このゲームの作者さんはこれ以外にも「rRootage」「PARSEC47」など、 非常に良質なシューティングゲームやその他のジャンルのゲームを数多く制作されています。 ぜひ行ってみましょう。 「Simulation Soccer 2」 (http://saboten78.hp.infoseek.co.jp/) シンプルなサッカーチーム育成シミュレーションゲームです。 この手のゲームが初めてだという方や、逆に最近の複雑な「サカつく」に飽きたという方は やってみる価値があるかもしれません。 初期チームを海外クラブから選べるバージョンと、Jリーグから選べるバージョンがありますので、 お好きな方をダウンロードしてみてください。 どちらも海外クラブが集まった仮想のリーグの3部から始まります。 ゲームの目的はもちろん1部で優勝することです。1年で10試合なのでサクサクと進みます。 能力値はシュート力やサイド対応能力などが具体的に数値で表されます。 試合は文章で表示されるのでリアルさはありませんが、 誰が得点に貢献したか、ミスが多いかなどは一目で分かります。 チームの補強は主に選手の獲得によって行います。 ゲーム内に登場する選手(すべて実名)は海外選手を中心に500人以上いるようです。 資金的になかなかゲームバランスが取れた設定になっているので、けっこう楽しめると思います。 「ゲーム発展途上国2DX」 (http://www.kairosoft.net/) 最後にシミュレーションゲームをもう1本紹介。 これは簡単に言えばゲーム会社を経営するシミュレーションゲームです。 人を雇って、ストレスに気をつけながらゲームを開発させて、宣伝して、出荷します。 その利益で会社の知名度を上げたり、生産能力を拡大させたり、 あるいは開発できるジャンルの幅を広げたりしながらまた新しいゲームを作り、 最終的にはミリオンセラーや自社ハードの開発を狙います。 ゲームの要素としては「面白さ」「独創性」「グラフィック」「サウンド」「バグ」の5種類があります。 基本的にはバグ以外の数値が高くなるようにうまく社員を組み合わせていく必要があります。 バグが多いとゲームが売れなかったり、最悪出荷停止→回収となったりする可能性もあるので、 これらはゲーム開発後に念入りに取り除く必要があります。 ゲームが売れずに開発費や宣伝費が回収できなかったり(特に序盤はきつい)、他者に社員が引き抜かれたり、 あるいはストレスが溜まりすぎると社員が逃走したりと難関もなかなか多い。 ちなみに年末にはその年発売されたゲームのグランプリを決めるイベントがあります。 ここで賞を取ることもゲームの目的の一つですが、 このイベントではグランプリ以外に「クソゲー大賞」も一緒に発表します。 ここで万が一受賞してしまうと、なんと罰金2億円を払わされます。 序盤は開発力が低いうえに資金もきつく、 その罰金だけでゲームオーバーになるという悲惨な事態が発生することは珍しくないので それだけは注意してください。僕は2回もやりました。 ゲームバランスはやはり序盤はかなりきついですが、 ある程度ヒットするゲームを作ればあとはトントン拍子に進むという感じでしょうか。 なんにしろ、会社の経営は難しいということを実感させてくれるゲームだと思います。 ちなみにこのゲームにはiアプリ版も存在するようです。「RPG大集合」という携帯サイトにて、 月額315円で遊べるようです。これは「フリー」ではありませんが、興味を持った方はぜひどうぞ。 |