DDRと2DXの版権曲&カヴァー曲たち (2001年度サークル誌掲載)


これは、DDRシリーズと2DXシリーズに収録されている代表的な版権曲およびカヴァー曲、
およびそのアーティストを紹介することにより、
それらの作品の今までを振り返っていこうという壮大な企画である。
ここでいう「版権曲」とは、コナミオリジナル曲以外の曲のことを言う。
カヴァー曲とは、既存の曲を別のアーティストがアレンジして自分の曲にしたものと考えればいいだろう。


◎DDRシリーズ
 それでは、まずは版権曲(その大半はダンスマニア系である)が最も多いDDRシリーズから、
代表的な曲とアーティストを紹介していくことにしよう。

○Butterfly(DDR1st)
 記念すべきDDRの第1作目に収録された曲。
その誰もがノレるメロディーと「アイヤイヤイ」という印象的なかけ声で、
DDR史上に残る大ヒットナンバーとなった。
歌っているのはスウェーデン出身の女性2人組ユニットSmile.dk。
この曲を収録したアルバム「バタフライ」(98年発売)は、20万枚の売り上げを記録。
この曲がその後のDDRの運命を決定づけたと言っても過言ではない。
まさに不滅の金字塔である。「ダンスマニア10」ほかに収録。

○BOOM BOOM DOLLOR(DDR2nd)
 2ndMIXノーマルモードの看板曲。第一期ユーロビート全盛期の89年にリリースされた、
当時を代表するディスコナンバー。男性ボーカルがカッコいい。
譜面の難易度もわりと簡単なほうで、初心者に特に人気が出た。
「ダンスマニア スーパークラシック1」収録。

○DUB-I-DUB(DDR2nd)
 こちらはハードモードの代表曲。
キュートなボーカルと独特な詩は一度聞いたら忘れられなくなる。
しかし譜面は当時としてはかなり凶悪で、アナザー譜面、マニアック譜面は
多くのDDRerを苦しめた。
ちなみに歌っているME&MYは、前述のSmile.dkと同じプロデューサーがプロデュースしている。
記念すべき「ダンスマニア1」に収録されている。

○DO IT ALL NIGHT(DDR3rd)
 E-ROTICの曲。「ダンスマニアX4」収録。彼らは、ドイツで96年にデビューした男女2人組のユニット。
セクシーなボーカル、クールなラップ、そして過激な歌詞が人気を呼んだ。
特にこの「DO IT ALL NIGHT」は、ラップ部分の歌詞があまりに過激だったために、
ゲーム上に歌詞が表示されなかった(3rdは歌詞が画面下に表示される)といういわくつき(?)の曲である。

○CAPTAIN JACK(DDR3rd)
 そのものずばり「CAPTAIN JACK」のデビューシングル。収録されているのは「ダンスマニア スピード2」のもの。
ちなみに原曲は「ダンスマニア1」に入っている。
これまたドイツの男女2人組ユニット…なのだが、先ほどのE-ROTICとは全く性質が違う。
軍服に身を包んだ独特なスタイル。そして野太いラップ(笑)。
このデビューシングルは、軍隊の出陣を思わせるインパクト大の曲となっている。
譜面は当時最高クラスの難易度を誇っていた。

○DAM DARIRAM(DDR3rd)
 3rdの一番人気。「ダンスマニアX3」からの収録となる。
この曲もサビの「ダリリダンダリラン〜」が強烈にインパクトを与える。…って、インパクト勝負の曲多いな(笑)。
また、譜面の面から見てもSSR(マニアック)譜面は秀逸であった。歌っているのはJOGA。
現在、DDR新作「DDRMAX」に彼女の新曲「BYE BYE BABY BALLOON」が入っている。

○FURUHATA'S THEME(DDR4th)
 あのおなじみの「古畑任三郎のテーマ」のスピードリミックスしたカヴァー曲。
不思議な雰囲気をかもし出している。「ダンスマニア スピード5」収録。譜面はかなり凶悪である。
作曲者はCJ CREW。彼は「踊る大捜査線」のテーマをリミックスしたものも作っていて、
それは4th+に収録されている。譜面は凶悪極まりない。

○HOT LIMIT(DDR5th)
 原曲は98年にリリースされ、70万枚を売り上げたT.M.Revolutionの曲。
それをユーロ風にアレンジしてイタリア出身の男性アーティストJOHN DESIREがカヴァーしたものである。
この曲はいろいろな日本語曲のカヴァーが収録された「ダンスマニア J-パラダイス」から収録されている。
5thには、この他にも「ロマンスの神様」や「Be Together」などが「J-パラダイス」から入っている。

この他にも、TKDやドリカム、ディズニーの曲などがフューチャーされたDDRも存在する。


◎2DXシリーズ
 後半は、意外なアーティストや意外な曲が収録およびカヴァーされていることもある
2DXシリーズから厳選して紹介する。

○BEEN SO LONG(2DX1st)
m-floの曲。m-floは女性1人、男性2人の国際派ヒップホップユニット。
この曲は彼らにとってのデビュー曲で、初登場でオリコンTOP20の中にランクインした。
そして2001年3月にリリースした2ndアルバム「EXPO EXPO」は、50万枚の売り上げを記録した。
ちなみに2DXの最新作8thstyleには彼らの曲は入っていない。
やはりビッグアーティストは版権料がかかりすぎるのか。

○TAKE ON ME(2DX3rd)
 「DANCE EXPRESS HI-SPEED」から収録された曲。もともとは85年にa-haが発表した曲で、
収録されているのはハイスピードのカヴァーバージョンである。イントロが印象的。
そのイントロが「パラパラ、パッパッパパラパラ〜」と聞こえたことから
「パラパラ」の語源となったという説もあるほどである。

○FANTASY(2DX4th)
 これも前述の「DANCE EXPRESS HI-SPEED」からの収録。
原作はEARTH WIND&FIREが77年にリリースした曲である(ちなみに邦題は「宇宙のファンタジー」)。
EARTH WIND&FIREカヴァーに関しては、「Brazilian Rhyme」も2DXシリーズに収録されている。

○Final Count Down(2DX4th)
 Europeが86年にリリースして大ヒットした曲を、
2DXサウンドディレクターdj TAKAが女性ボーカルを起用してカヴァーしたもの。
勢いのあるメタリックユーロに仕上がっている。
原曲のイントロは聞けば一発で分かるくらいかなり有名。スポーツ番組などで今でもよく使われている。

○天国のキッス〜dj TAKA's style(2DX5th)
 原曲は83年発売の松田聖子の曲。これをユーロビート調にしてdj TAKAがカヴァーしている。
ボーカルはあのお笑い芸人オセロが担当…ってなんでだろう(笑)。
dj TAKAいわく「不思議なご縁により」らしいのだが…。

○V(2DX5th)
 まさかクラシックがビーマニに登場するなんて誰が予想できただろうか?
ヴィヴァルディ(1678―1741)の「四季 冬 第一楽章」をdj TAKAがアレンジ・カヴァーした。
この曲は、原曲の良さ、そして譜面の驚異的な難しさも手伝って、
全国のゲーセンでプレイ回数ランキング1位を独占していた。5thのカリスマ曲。
ちなみにこれはTOYOTA「Ist」のCMソングではありません(原曲は同じだけど)。

○Night of Fire(2DX6th)
 6thは、エイベックス系列からの版権曲が多く収録された。
この曲はその中でも代表的なもので、97年にリリースされ、パラパラブームの火付け役となった曲である。
パラパラと言えばこの曲といっても過言ではないほどだ。
なお、これ以外にも、6thには「ROMEO&JULIET」「YESTERDAY」「PARAPARA PARADISE」が
「SUPER EUROBEAT」シリーズから収録されている。
特に「YESTERDAY」はムービーが人気でよくプレイされていた(笑)。

○Fly Away(2DX6th)
 トランス界のカリスマVincent de Moorの曲。
彼はオランダ出身の27歳で、この曲は2000年リリースのアルバム「Moor」に収録されている。
彼はいろいろなアーティストのリミックスも手がけている。
6thにはこの曲以外にも「Flowtation」が収録されていた。(7thで消えてしまったが…)

これからも、いい曲が登場し、これらのゲームがより発展することを願っている。



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